2008年03月31日

SOY CMS Ver.1.1.0リリース

先週末、SOY CMS Ver.1.1.0をリリースしました。


Ver.1.0.0のリリースから10日しか経っていないのですが、追加機能の実装が早く済んだだめリリースに踏み切りました。


おかげさまでまだ各所からご要望を色々頂戴しているのですが、どういう方向に育てていくか非常に悩ましいところです。


http://www.soycms.net/

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先週末は、名古屋でWEBの勉強会に参加させてもらってきました。翌日も参加者の方に名古屋を案内していただいたり、面白かったことはたくさんあるのですが、勉強会の後半の講演を聴いて、色々考えさせられることがあったので、それについてまとめておきます。


講演は、株式会社ソナーの名村さんによるプロジェクトマネジメントについてのお話でした。

http://web-directions.com/director/index.php?ID=384


弊社ぐらいの規模だと、受託案件でも自社の開発でも代表の僕自身がプロジェクトマネジメントをしなければならないケースが多いので、その難しさは日々痛感しています。名村さんは、その中でポイントとなる点はここだということを、わかりやすくお話して下さいました。言葉だけ並べると当たり前だろう、というような事なんですが、それこそが大切なんだということが良く分かる講演でした。


それで、その中に、見積りは正確に細かく、という件があったのですが、それがちょっと引っかかったんです。


というのも、たしかにしっかりとした見積りがあったほうがお客様とのコミュニケーションは円滑に行うことができるのですが、前にも一度どこかで書いた気がしますが、「正確な見積りは設計までしてしまわないとできない」「大きなプロジェクトほど実装より設計のウェイトが大きい」という問題も同時に考えなくてはならないんです。見積りの時点でプロジェクトのかなりの部分が終っていることになる=見積りを出したのに契約が成立しなければ大赤字、ということですから。


この点、雑誌等の企業のWEB担当の方(つまり開発案件ではクライアントに当たる)向けの記事なんかで、いかにしっかり見積りを出させるべきかというような記事について非常に強い違和感を覚えるのです。上記のような問題について、結局のところ一番損をするのはクライアントですから。制作会社としては赤字案件ばかりではやっていけないので、結局空振りする見積もり分のコストを他の案件に上乗せするしかありません。そのコストは発注者が負担することになります。そんなコストを払うくらいなら、信頼できる制作会社との関係維持に使う方がよほど建設的です。相見積というのは代替可能な商品、どこで買っても同じものについて行うべきことであって、そうでない商品について行うものではありません。よそ行きの服を買うのに値段だけで選ぶ人はいないでしょう。


後で名村さんにそのことをお聞きしたら、非常に明確なお答えを頂戴しました。具体的な内容は書いていいのか分からないので書きませんが、要はそもそもそのような状況を作らないためにはどうすればいいか、ということです。


コンプライアンス等の問題はあるでしょうが、発注側、受注側ともに、同じ目的に向かっているという意識を持ってプロジェクトに望めるような環境が整えば、WEB業界はいい方向に進んで行くと思います。

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SOY CMSのMySQL対応版リリースしました!


動作環境をアナウンスしてこちら、「厳しすぎる」とのコメントをたくさん頂いたので、急遽開発しました。


SQLiteが便利だと思うのですが、そんなに動かないサーバ多いですか?

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2008年03月17日

SOY CMS 正式版公開!!

本日、ついにSOY CMS正規版のダウンロード公開を開始しました!

http://www.soycms.net/product/download

苦節??ヶ月、ようやくといった感じですが、ここからがスタートです。

使いやすさと機能性のバランスではこのクラスのCMSで一番だと思います。

もしお使いいただけたなら、感想をお教えいただけると嬉しいです。

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いよいよSOY CMSの正式版のリリースまで1営業日となりました。


詳細な時刻は未定ですが、おそらく17日の夕方にはダウンロードいただける状態にできると思います。



おかげさまで全国から、「早くダウンロードして使ってみたい」という非常にありがたいお問合せを頂戴しています。


また、プレスリリース配信以降も下記のメディアにお取り上げいただきました。


OPENTECHPRESS

マイコミジャーナル 【連載】セカイ系ウェブツール考(12)

@IT 国産ソフトのオープンソース化が増加、「いじりたい」に応える


他にもいくつか取材をお受けしているので、また公開されましたらこちらでもお知らせしていきます。

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2008年03月05日

UI

UI(ユーザインターフェイス)ってどうなんだろう。


うちの会社でCMSの開発なんかを行った理由の大きなもののひとつに、UIがあります。


「使いやすい」システムってなかなか無い。それをどうにかしたい。


ということです。


一番最初は、Webアプリケーションの開発をやっていて、強力なテンプレートエンジンが無い、というのが出発点でした。


テンプレートエンジン自体、ある意味デザイナーとプログラマーの間のインターフェイスですし、システムの使い勝手を向上させるためには一番細かく焼き直しが必要になるのもテンプレートです。


今はほとんどPHPを使っているのですが、たぶんSmartyが一番シェアの大きなテンプレートエンジンだと思います。確かにSmarty導入によって、画面のコードは集約されますが、デザインと動作が完全に分離できるかというと、そうはいきません。仕様上、当然のようにif文やforeach文がテンプレートファイルに含まれてしまいます。これでは、デザイン(≒UI)を決めた後にプログラマーがテンプレートの形に書き直さなければいけませんし、あとからデザインを修正する場合にもそのファイルを直接Dreamweaverで開いて、、、というわけにはいきません。


いくつかの実際に経験したプロジェクトにおいて、そこのコストって結構馬鹿になりませんでした。デザイナーの方と開発チームの関係も、無駄にぎくしゃくしてしまったり、なんてこともありました。


なら、そういった、デザインと動作の分離が完全にできるテンプレートエンジンを作ってしまえ!どうせ作るなら、一般の人にも使いやすい形にまとめて提供しよう!


そうして開発したのがSOY CMSです。


そういう出発点にあるので、「SOY CMS」にはこれ!といった強力な機能はありません(ダイナミック編集は強力かなー)。どちらかというと、当たり前のことが、より簡単・便利に実現できる、というシステムです。つまり、UI、使い勝手勝負。


で、もとの話題に戻りますが、UI勝負は難しいんですよね。使う人によって感覚が違いますから。あと、使ってみないと良さが分からない。実際、現時点でも「どこが新しいの?」「普通じゃないか」、好意的なものとしても「ちょっと玄人好みに過ぎるかな」といったコメントを各所で頂いています。


できれば将来的には海外にも出していきたいんですが、海外の人の感覚ってどうなんでしょう。国ごとに違うでしょうが、調査などでヨーロッパ、アメリカの企業のサイトを見ていると、ナビゲーションが良く分からないことが多々あります。Webサービスも同様です。


もちろん第一に疑うべきは、文化や言語の違いで、現地の人にとってはわかりやすいナビゲーションになっている、ということです。


でも、、、偶然今日、友人の日記 にあったんですが、根本的に日本のUIが親切なんじゃないか?という気もするんです。


その辺の違いがはっきり分かれば、今後の方向性の判断も変わってくるところなので、もしお詳しい方がいらっしゃればご教授いただけると幸いです。

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2008年03月04日

メディア掲載

昨日から、SOY CMSに関する記事を


CNET Japan様
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20368571,00.htm

マイコミジャーナル様
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/03/03/040/

@IT様
http://www.atmarkit.co.jp/news/200803/03/soy.html


にご掲載いただきました!

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ITにおける技術ってなんだろう?


普通、工学一般の技術といえば、個人がちょっとやそっとで身につけられるものじゃないのに、ITに関しては数ヶ月で第一線の技術者、なんて珍しくない。たぶん、本質的には全く違う種類のものなんだろう。

昔からずっとそう疑問に思いながら、なかなか整理できていなかったことをまとめてみました。



まず、言葉の定義から始めます。


一番広い意味の技術を、まず、技術(広義の技術)と技能に分けます。技能というのは、職人技のような、個人の能力として完結する種のものです。


次に、広義の技術を、狭義の技術とそれ以外に分けます。狭義の技術とは、古くからの工学における技術を差します。それと、それ以外についてどのような差があるかを議論の中心とします。


さて、狭義の技術について、わかりやすい例を中心に考えていこうと思います。自動車の板金加工技術なんてどうでしょう。誰でも簡単に想像できると思いますが、この技術は自動車のデザインにも大きな影響を及ぼします。昔は四角い自動車が多く、それから丸い自動車が増えて、最近は複雑な形状の自動車が多くなっているというのは、指摘されればすぐに気がつくことでしょう。


板金加工技術(プレス技術)の本質は、材料の選択、温度設定、プレス速度設定、プレス順序の設計など、様々な要素を最適に組み合わせることにあります。そして、その組合せをみつけることが研究開発の主なプロセスになります。現場を知らないので正確なことはわかりませんが、理論的に正しいと思われる領域をみつけ、そこを中心に試行錯誤を繰り返すというのが一般的なやり方でしょうか。


このような技術には、一度最適な解を見つけると、だれでもそれが再現可能になるという特徴があります。ただ、最適解を見つけるプロセスに、一定の知識と熟練が必要とされます。



そして出来上がった加工技術ですが、どう使いましょう?色々考えられます。自由なデザインに生かすのもいいですし、強度設計を最適化して、車体の軽量化につなげることだってできます。衝突安全性の向上にも役立つかもしれません。


そう、つまり、こういった技術は、製品開発の前提となるものなんです。技術力のある会社は、それだけ多く製品開発に選択肢を持つことができる。技術を持たない会社は、そうやって出来上がった商品を見ても、真似をすることができない。


さてそろそろ、ITの話に戻ります。


ITで、上記のような性質のある技術ってなんでしょう?ハードウェアについて、CPU設計なんかは完全にそういう要素が多そうです。部品の製造についても大体そうでしょう。ソフトウェアについては、OSレベルで既にちょっとだけ怪しくなります。ではサーバアプリケーションは?その上で動くアプリケーションは?


順に考えていけば分かりますが、ソフトウェア、特に最近主流のWebアプリケーションについては、製品開発の前提となるような狭義の技術については、全てオープンなプラットフォームになってしまうんですね。この技術がないと、こういう仕様は実現できないんだ、すごいぞ!というものを作っても、普及しない。既に普及している(=陳腐化している)技術をベースにした製品しか、使ってもらえないんです。同じコンピュータソフトウェアでも、家庭用ゲーム機のゲームなどを想像してもらえば、どういうことか理解しやすいと思います。


なので、ITにおける技術というのが、狭義の技術ではないことが分かります。では、それ以外の技術ってどんなものなんでしょう?


それはまた次回。

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