タイトルは釣り気味ですが、畜産物を除く農作物、特に蔬菜類のブランド化が極めて困難なのは間違いなく事実です。

なぜかというと原因はシンプルで、下記の二つです。

・(消費者側の選定能力の問題も含めて)品質面で差別化しにくい

・安定した品質の商品を安定したルートで供給するのが難しい

一点目はもうそもそもの問題で、味で差をつけられない、つけられたとしてもそれが一般消費者には分かりにくいものだったらダメです。

二点目については、消費者の立場からすると「あのお店に行ったらおいしいアレが売っている」とならないと商品名なんて覚えない、ってことです。どんなに美味しくても、名指しで買ってもらうには買いたい人が買いたいときにその商品を手に入れられるルートがあることが大前提になります。品質が安定していなければダメなのはもちろん、ルートが無ければただ「今日買ったあれおいしかったね~あたりだったね!」で終わってしまいます。

ではどうやったら品質とルートを安定させられるのでしょう?流通の立場からだと、少しでも多くの産地のことを知って、その時点で一番良いものを仕入れることになります。それは不可能じゃない。だから八百屋さんのブランディングというのは成功事例がある。

生産の立場からは?

安定した品質のものを、安定した量生産すればよいでしょう。それが今の体制でできるでしょうか?よくある話が、地域でブランド化しよう!と農家さんが集まって取り組みを行うことです。でも、それだと管理は基本的に各農家さんにゆだねられるので品質は安定しません。もし安定させようとすると、安定のための努力の負担が誰かに集中します。そしておそらく、収益は各農家さんに均等配分されることでしょう。それでは長く続きません。

ビジネスとして当たり前のことが当たり前にできるようになれば、当たり前の成果は上げられます。まず何から手を付けるべきか、もうちょっと議論が健全に進む世の中になってほしいです。

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