アーカイブ[2010年3月]

年度末。

今日は年度末の日です。

別に変わったことは無いのですが、、、二年弱前、SOY CMSリリースに際して流したプレスリリースでは、今日までに国内シェア首位を目指す、って書いたんですよね。

当然、そんな甘いものじゃなかったです。でも製品リリース時に立てる目標は高めじゃないとダメでしょう。

まあなんとかDL数から推定する限り、満足できるというにはまだまだ遠いですが、そう端にも棒にもかからないという成果では無いと思います。

引き続きがんばっていかないと。

熊本先生最終講義

今日はアポの合間をぬって、大学~修士時代の恩師、熊本博光先生の最終講義を聴いてきました。

テーマは「これからの人に伝えたい私の勉強法」。

先生の中学時代の経験に基づく受験向け勉強法から、英語学習のためにわざわざご自身で開発されたソフトのご紹介、先生がされていたつりの研究に絡んだ動画・静止画の勉強への活用まで幅広いものでした。

しかし熊本先生は、僕が知っている60代の中で1、2を争うかっこいい人です。ビジュアル的にもそうなんですが、信頼性工学、リスク評価の世界では世界的権威でありながら、よい意味で非常に適当な方です。それでいて抑えるべきところはお抑えになるのがほんとすごい。

在学中は知らなかったのですが、こんな本も出されています(学術書じゃないので、著作リストに載せられてない)。

また5月に退官パーティを開かれるそうなので、 それも参加できればと思っています。

 

WebサイトのM&Aと相性がいい?

今日、サイト運営をしている会社の方とお話する機会があったというか、インタビューを受けたのですが(また詳細はのせてよくなったらのせます)、そこでWebサイトのM&Aをしている会社と相性よさそうかも、とアドバイスいただきました。

相性がいいというのは、うちの「デザインと動作を切り分けた開発」「デザイン・ユーザインターフェイスドリブンの開発」と、ということです。過去に何度か書いているやつです。

実際この開発手法は、ユーザ側の負担を含め開発のコスト・ストレスを大きく下げられるのは確かなんですが、いかんせんマニアックというか専門的過ぎて、それがどうして効果があるのか、楽になるのかわかってもらえないんですよね、実際に一度でもシステム開発プロジェクトで厳しい経験したことのある人でないと。

改善前

改善後

こんなすごいことができるんです!というようなわかりやすいお話じゃない。

で、悩んでいるとお話したところ、先段のアドバイスを頂戴したんです。そのような悩みは、Webの運営をしていて開発を発注した会社だったらどこでも絶対に抱えていることだと思う、特にWebのM&Aなどやっているところであれば、ある開発会社が作ったものだけどメンテナンスは他でやらないといけないで困るケースが継続的に発生しているんじゃないか、そういうサイト構造は大きく変えずに中身を入れ替えたい場合でも力を発揮するでしょう、と。

確かにうちでも、そういう案件は何度かやっています。開発者がいなくなってしまったなんてケースはもちろん、システムに不具合があるのでとってくれないかという依頼を受けて、見積もったところ全入れ替えした方が安くあがりそうだったのでデザインそのままにシステムを全入れ替えしたなどという事が、一件二件じゃなくあります。HTMLファイルで運用されているサイトに、後付でシステムを組み込む、なんてこともやっています。

なので、そういう仕事に向いているかといえば、向いているという認識はありました。ただ、あくまで例外的なケースとして扱っていました。そういう案件をたくさん抱えている会社がある、というのを想像していませんでしたから。

その点、よくよく考えてみるとそういう会社もたくさんありそうです。

ちょっと視点を変えて考えてみようと思います。

売上の何割かが完全オンライン。

今、うちの会社では売上の何割かの仕事は完全オンライン(と電話)で完結しています。百万単位の開発依頼でも、Webからお問合せがあって、仕様をメールしてもらって、見積・スケジュールつめて、そのまま開発スタート、納品ということをやっています。

プレゼンも、キックオフミーティングも、何も無しです。

型番の決まった工業製品ならともかく、システム開発なんていう仕事をそうやって発注していただいているのはありがたいことだなあと思います。

ベンチャー企業が仕事を請ける場合、信用というのが非常にネックになります。まず何かにつけ、実績が求められます。でも実績なんて最初はないのが当たり前です(もう限りなく自明なことです)。そこをどうにか信用してもらって仕事にしていかなければならないわけです。

もちろん今でもその苦労は思いっきり続いているのですが、一方で今年の頭ごろから先に述べたようなオンラインでのお問い合わせからお仕事をいただくケースも増えてきており、無視できない量になってきています。時代の流れというのもあるんでしょうが、オンラインだけの関係でもちゃんと仕事をする会社、と思っていただいているということなのかなとも思ってみたりしています。顔を見ないで仕事進めるなんて、信用という面では非常に厳しい条件でしょうから。

やっぱり自社製品出して、会社の認知度を上げられたのが大きいんだろうな~と感じています。

片井修教授退官記念行事行ってきました

この前の土曜日は、学生時代から色々お世話になっている片井先生の退官記念行事に行ってきました。

共生のための脱システム論を求めて、というテーマで知恩院の雪香殿という、普段はお坊さんや檀家の方の修行のための部屋で最終講義が行なわれました。

直接公式に(講義などを除いて、研究室で)ご指導いただいたことは無いのですが、片井先生の思想には非常に強い影響を受けています。今仕事でとっているアプローチはITの方も農業の方もまさに脱システム的なものです。

また、先生には京丹後に畑を持っていた時代、畑にも遊びに来ていただいたこともありました。ちょうどそのときジャガイモの病気が流行って、無事だった芋をやられる前に全部収穫してしまおうということになっていました。先生は休んでおいてくださいと申し上げたんですが、一緒に芋、何百キロかはあったかなあ、の収穫を手伝っていただきました。

先生は今後は晴耕雨読の生活に入られるとのことだったんですが、また色々ご指導いただければと思っています。

もうすぐ新年度。

会社の決算期はまだ一ヶ月残っているんですが、世の中的にはまもなく新年度。

今年は、新卒の応募は何人かの方から頂いたものの、残念ながら良いご縁にはなりませんでした。なので来月になっても特に大きな変化は無いのですが、来年こそは新卒で、最低1人、できたら3人くらいは採用したいなと思っているので気は引き締まります。

夏には事務所も引越す予定で、ぼちぼち物件も探し中です。

起業支援は要らない

起業支援なんてものは要らない。

支援されないとできない人はそんなことしないほうがいい。

 

こんなブログ記事読んだけど、そういう機会って今でも十分あるんだよ。

技 術と経営をつないで起業しやすくする場を、日本に作る

今の環境でできない人の背中押しても、不幸な人作るだけだと思う。

アメリカはどうだとか言う人は多いけど、色々考えて一番大きな差があるのは、見てるマーケットの違い。英語圏全体と日本とじゃ規模が違いすぎる。特にITだとマーケット規模が違っても同等のサービス・製品作るのに必要な資源は大差ないから、投資に対して期待できるリターンが違い、ひいてはファイナンス環境も変わってくる。IT以外だってまあ似たような構造はあるだろう。

問題はそれだけ。

古代カルタゴとローマ展行ってきた

連休中、京都文化博物館で開催中の古代カルタゴとローマ展に行ってきました。

最初は大して展示スペースも広くないのに入場料高いなあと思ってたんですが、行ってよかった!

ポエニ戦争とか、大体ローマ側からの視点でしか本なども読んだことなくて、カルタゴの文化とか全然知らなかったので、オリエント、ギリシャ、ローマ、エジプトのそれぞれの様式の影響も見られる彫刻や細工などの展示は非常に面白かったです。

しかしほんと、時間の流れって均一じゃないんですよね。あれだけの文化が紀元前3世紀とかに栄えてたわけです。当然ながら、ヒトという生物の知的能力自体は今も3000年前も幾分も変わらないと想像されますから、一旦文化が栄えだしたらその時点で限界の技術水準まではすぐに行くのでしょう。

前もこのブログで書いた気がしますが、千歯扱きという農具があります。脱穀の効率を飛躍的に向上するこの道具、構造は単純で、技術的には多分平安期には作ろうと思えば作れたものだと思うのですが、実際に発明されたのは元禄期、1700年頃です。1000年も、だれもイノベーションを起こさなかった。起こせたはずなのに。

結局人の知的営みって、そういうものなんでしょう。一度何かのきっかけがあって爆発し始めたら一定のラインまではすぐに進む。反面、きっかけがなければ延々と停滞する。

古代地中海世界には、きっかけとなる何かがあった。それ以外の世界にはなかった。今でも無い地域には無い。

歴史を捉えるときは均一な時系列で考えないように、単純な進歩史観に捉われないように心がけたいものです。

急成長ベンチャーの分析

会社をこれからどうして行くか、経営者は常に考え続けないといけない。うまく行っているかどうかは別にして、僕も一応四六時中考えてる。

そのとき、急成長ベンチャー企業がどうやってその成長を成し遂げたかというのは非常に参考になる情報なので、国内、国外問わず情報が手に入る範囲で分析的なこともしてみたりしてます。

そこで思うのは、急成長できている会社っていくつかのパターンに限られているなあということ。そのうち一番多いパターンが「社長がスーパー営業マン」。

会社設立前の勤務先で売上げトップの最年少記録を作った!という感じの人が社長の会社です。やっぱストレートに売上を作る力のあるところは強い。

製品やサービスなんてそうそう狙って当たるもんじゃない。いいモノ、ユーザのニーズを満たすものつくるだけじゃお金にはならない。逆に、なんでも売上げにできる力というのは存在して、極論すればそれさえあれば商材はなんだっていい。

とにかく売上!っていうのは好きではないのだけど、SOY CMSもだいぶ認知してもらってきているので、それに応えられるよう組織の安定、成長は必要で、そのためには売上を伸ばさないといけない。

さて、何から手をつけよう。。。

Web以外にも興味の対象を広げませんか?

Web業界の人と話していると、WebやITのことだけに興味が集中しすぎている人が多い気がします。

たとえば建築の人と話していると、絵画だとか彫刻だとか、建築に発想を転用できそうなもの一般に興味があるのが普通、という印象があります。

もちろん、偶然僕の周りにいる建築の人がそういう人だけだったという可能性もあるし、Webの世界だって一流の人は割といろんなことに興味があるような感じではあるんですが、それはさておき、Webの人にWeb以外のことに興味を持ってもらうための一つのきっかけ作りとして、京都の寺院建築、近代建築、現代建築を見てそれぞれの発想をWebに翻案するワークショップ的イベント、というのを去年の夏ごろから開催してみたいな~と思っています。

賛同してくださる方いらっしゃればご連絡ください。

戸部くんが京都新聞一面に!

会社のメンバーの戸部君が、京都新聞の一面に載りました!

個人プロジェクト「ギークハウス」に関する記事で、会社としてもほんのちょびっとだけ支援しています。

こちらはWeb版。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100316000097&genre=B1&area=K00

弊社は学生ベンチャーではありません

大学内の施設に事務所を借りているせいでしょうか、学生ベンチャー?って言われることがまだたまにあるのですが、弊社は学生ベンチャーではありません。

創業時、僕はすでに修士課程を修了して学生の身ではなくなっていたので、過去にも学生ベンチャーであったことは一度もありません。

この点、誤解を解くための努力はもうしばらくしていかないといけなさそうです。。。

年齢と社会的立場

「非実在青少年」の話が色々問題になっていますが。

僕は、そもそも14歳~18歳くらいの世代を性の対象と考えるな、ということに大きな無理があると思っています。子供が作れる体である以上、そういう対象だと感じる方が動物として自然です。実際、精神病理としての小児性愛は13歳以下を対象としたものに限られたはずです。

ではどうして18歳を境に設定するんでしょうか。これはきわめて人為的な、社会工学上の問題です。

多分、人は生まれてからたった時間そのものよりも、時間に関係なくそこで経験したことのほうに大きな影響を受けます。17歳を子供と思うなら、それは社会が17歳に対して子供であることを要請しているから子供なのであって、その歳でも責任ある立場になることができたら、下手な50歳より大人足りえるんじゃないかと思います。

足利尊氏の倒幕が28歳。フィデル・カストロのモンカダ襲撃が26歳。モンゴル人民共和国の初代元首、ホルローギーン・チョイバルサンは29歳で国家小会議議長になっています。

多分、今の世の中が年齢に対して社会的立場を低く抑える傾向があるんでしょう。その歪みがいろんな形で出てきている気がします。

ノモンハン戦争 モンゴルと満洲国/ネイティブ・アメリカン―先住民社会の現在

ここのところ出張等で移動が多かったので、読書の時間が久しぶりに割と取れました。その中で面白かった本2冊を紹介しておきます。いずれも面白くてかなり一息に近い勢いで読んでしまいました。

ノモンハン戦争 モンゴルと満洲国

ノモンハン事件については、名前と大体の結果くらいしか知りませんでした。ノモンハンってちゃんとした地名じゃなかったんですね。それぞれの傀儡国家にかかわる国境紛争という形で日本とソ連が戦ったという程度の認識だったのですが、背景にはモンゴル民族の複雑な事情とそれを不都合と感じる日本、ソ連による介入についてわかりやすく説明されています。そう、タイトルは「ノモンハン戦争」なんですが、この本の主題は戦闘自体ではなく、なぜ戦争に至ったかという背景に関する議論です。それもモンゴル民族に焦点を当てた。

満洲国(普通は満州国と書くようですが、本書では清国の規定?にしたがって満洲国となっています)に希望を持っていた日本人以外の民族。その思いを日本人が踏み潰したこと。

ソ連・コミンテルンからの隷属から抜け出そうと努力しながらも激烈な粛清を通して傀儡国家になっていったモンゴル人民共和国の建国からの過程。

この辺の歴史については他のソースを読んでないのではっきりとはいえないのですが、多角的に歴史を捉える、将来に向けて戦争を起こさないように、できることを考えるという意味で、読んでおいて損はない本だと思います。

 

ネイティブ・アメリカン―先住民社会の現在 (岩波新書)

 

こちらはアメリカ建国以来の、アメリカ政府のネイティブアメリカン政策の歴史と、現代におけるネイティブアメリカンの人々がおかれている状況をわかりやすく解説した本です。新書一冊なので情報量は多くないのですが、よくまとまっているため僕はネイティブアメリカン政策には全く無知だったのでちょうどいい入門になりました。

内容で一番衝撃だったのが、同化政策の中で設立された寄宿学校についてです。ネイティブアメリカンへの非人道的な待遇、場合によっては虐殺などは19世紀半ばまでの話だと思っていたのですが、20世紀に入って1920年代になっても、現代の感覚からはありえないようなことが公に、政策として行われていたんですね。

もちろん、1920年代といえば戦前で、日本でも今では考えられないようなことが平気で行われていた時代です。たった90年前、うちの祖母もそうですが、まだそのときに生きていた人もたくさん元気で暮らしている程度の時間しか経っていません。でも、なんとなく、近代以降は現代とそう大きな差はないというような風に思いがちですが、決してそうじゃないんですよね。。。

ところでハードロックカフェが、ネイティブアメリカンの部族によって買収、経営されてるって知りませんでした。不謹慎ながら、世の中の移り変わりは面白いです。

hetemlさんにSOY CMS簡単インストール機能追加!

http://heteml.jp/news/1242.html

hetemlさんにSOY CMS簡単インストール機能が追加されました!

一昨日、

ご意見募集 / 次は何の簡単インストール機能が欲しいですか? 只今ヘテムルでは、WordPress・MT に続き、各種 CMS の簡単インストール機能の開発を検討しています。参考に致しますのでご要望をお聞かせ頂ければ幸いです。 #cmsenquete

とhetemlさんがTwitterでお声がけをされていて、SOY CMSが一番人気になっていたようなのですが、まさかこんなはやさでリリースしていただけるとは。。。

hetemlの皆様、本当にありがとうございます!

SOY CMS書籍について

一昨日はCSS Nite in KANSAIでした。

ご来場くださった皆様、スピーカーの皆様本当にありがとうございました!

詳しいレポートは改めてアップさせていただくとして、「SOY CMSの解説書は出ないんですか?」というお話を(今回のイベントに限らず)よくお寄せいただきます。ちらほらと打診はあるのですが、まだ具体的な予定は立っていない状況なので、ぜひとも出版社までお問合せをお願いします!僕らからお話するよりも、ユーザの方からのご意見がたくさんあるほうが早く動いてもらえるので。。。

 

技術評論社 https://gihyo.jp/site/inquiry/others

マイコミジャーナル https://secure.mycom.co.jp/journal/top/notice/inquiry/

MdN http://www.mdn.co.jp/di/articles/1229/?page=4