アーカイブ[2009年12月]

ゼロ年代を振り返って。めちゃくちゃ個人的に。

今年振り返って、って書いてるとそういや今日ってゼロ年代最後の日なんだなと思ってこれについても書きます。まあ西暦なんて日本人の僕にゃ関係ないんですが、それ言ったら大晦日も関係ないので細かいことは気にしないことにします。で、ちゃんと考えるのもめんどくさいのでごくごく個人的なことだけ書きます。

2000年初頭、生まれて初めて彼女ができる。中高男子校だった僕にとっては転地変動。彼女とは今でも仲良しです。

2003年までは大学生。フィギュアスケート部だった。運動神経悪いのに練習がんばって、それでもうまくなれなくて、もっと練習してたら先輩から「うまくならないのは練習が足りないからだ」って言われて悔しい思いして世の不条理を理解した。当時はめちゃくちゃ苦しかったけど今となっては努力と才能のバランスを考えて、人に優しくなるということを学んだいい経験だったと思う。

2003年、大学院に入った年、情報系で拘束の少ない研究室だったので興味のあった経済学部で開講されている経営学のゼミに参加させてもらう。思えばこれが一番の人生の転機だった気がする。夏休み、皆が就職活動するというので、流されてある企業のイベントに行くことに。そこは経営コンサルの会社で、一旦は内定までもらったのだけどよくよく考えるとアドバイザーよりプレイヤーになりたいと思ったのでそのお話はお断りさせてもらった(その節はご迷惑おかけしてすみませんでした。。。)。なぜよくよく考えてみることができたかというと、KGCの柴田さんはじめ色々な方とお会いして刺激をうけたから。この頃の出会いには本当に感謝してる。

しかし内定を断ったはいいものの、仕事がない。当時は学生生活も残すはあと半年。就職活動のシーズンももう終わっている。そのタイミングで知人が会社を作るというので、そのプロジェクトに参画することに。それが農作物の流通事業だった。実家が農家でもなく大学も機械系だった僕が農業関係の仕事をするきっかけになった。で、やってみると自分自身は技術者だから営業より開発をしたいということに。。。

それで、2005年に今の会社を作った。当初は農業技術のコンサルをしようと思っていたのだけれども、ちゃんと計算してみるとまったく収益化の目処が立ちそうにない。色々パターンを考えて、面白そうなのは新規就農支援、じゃあ自分たちで試してみないとわからないよねということで齋藤を社に招きいれ、京丹後で実地研究スタートしたのが2006年末。

平行して、それだけではお金にならないのでシステムの受託開発を行う。2007年までは普通に下請けでサーバサイドの開発をしていたのだけど、やってみるとシステム開発も結構合理化されてない点が多いなと思い(たとえば先日ブログに書いたワークフローの改善とか)、農業を合理化しようという人がシステム開発合理化で来てなかったらダメだよね、ということでSOY2フレームワークの開発に着手。当時はCTOの宮澤を中心に、数ヶ月毎日仕様決定のためのケンカしてた気がする。

2007年秋~冬、SOY2フレームワークはいいものができたけど社内だけで使うのは勿体無い、でもそれをそのまま配布しても広まりそうにないということで、最初の事例を作ることを目的にSOY CMSを開発、2008年春に公開。今となっては会社の主力製品に。。。

というわけで、自分で書いててあきれるばかりの行き当たりばったり、激動の10年でした。それでもなんとかやっていけていることについて、周りの皆様に本当に感謝しても感謝し切れません。。。

これからの10年も宜しくお願いいたします。

今年一年振り返って

大晦日なんでね。今日まで普通に仕事してましたが。。。

今年一年、僕の中で一番の目標は「僕がいなくても日々の仕事が回るようにすること」でした。大体達成できたんじゃないかと思います。去年までは僕自身も個別の案件の進行にかかわる事も多かったのですが、今年は大体他のメンバーに任せきりにできました。

あとは、SOY CMSの認知度を大きく向上させることができた一年でした。これは、本当に皆様のおかげです。今は執行役員の蒲生さんがブログ書いてくれたことをはじめ、CSS Nite in Ginza, Vol.34、カンデジ「オープンソースCMS徹底比較大勉強会」、CSS Nite LP, Disk 6、WCAN 2009 Summer、dotFes 2009 KYOTO等のイベントでスピーカーをさせていただくこともでき(イベントは単にSOY CMSを知っていただくだけではなく、色々な方との非常に貴重な出会いの場でもありました)、いくつかの雑誌に取り上げていただくこともできました。特にWeb Site Expert #26では特別小冊子として特集を組んでいただきました。

SOY CMSのイメージが強くなっていますが、畑の方もちゃんと進展があった一年でした。昨年末で京丹後の畑は引き上げ、今年は奈良の桜井のセレクトファームに提携農場として協力してもらう体制に変えたのですが、昨年までの齋藤の経験をセレクトファームの西前さんにうまく活かしてもらうことができ(本格的に就農して1年経っていないのに、西前さんの野菜は本当に美味しいです)ました。これで、創業当初から考えていた「農業の技術習得に長年の経験なんて要らない。技術は正しく分析すれば伝達可能な知識に分解することができる。」という仮説がほぼ実証できたと思っています。あとは農地を株式会社が自由に借りられるような自由化が進めばよいのですが、、、

というわけで、2009年はそれなりに躍進の年にできたのではないかと思っています。あとはお金に変えていくだけです笑

本当にお取引くださっている皆様、SOY CMSのユーザの皆様、応援してくださっている皆様、そして社内のメンバーみんなのおかげです。今後とも宜しくお願いいたします。

将来を予想するということ

また明日になったら2010年の計画をまとめようと思うのですが、その前提となる「将来を予想するということ」そのものについて感じていることを書いてみます。

僕は、来年のことより100年後のことの方が予想しやすいと思っています。なぜかというと、「なるべくしてなるようになる」と考えられるからです。たとえば100年後には今ほどガソリンエンジンの自動車が一般的ということはないでしょう。

ただこれは僕の性格や能力に拠るところも大きいと思います。じっくり考える方が得意で、反射神経的に軌道を予測するのは苦手。一言でいうと「運動神経鈍い」って事なんですが、、、株式投資でも、僕が知ってる短期売買が得意な人は皆運動神経が良かったです。

なので、話が支離滅裂気味ですが、会社の方針策定という意味では短期の予想に関しては自分の勘を信じず、周りの人の力を借りて、逆に長期的視野では自分の考えを信じて決めるようにしています。

おかげさまで4周年!

当日は忙しくてすっかり忘れてたのですが、今月14日で会社設立から丸4年になりました。創業から3年で*割の会社がつぶれるなんて話を考えると、ぼちぼちはやってこれてるのかなと思います。もちろんいまでもうまく行っているというには程遠い状況で、全くもってこれからなんですが、、、

 

皆様今後とも宜しくお願いいたします。

大阪で撮った写真諸々

この前の水曜は一日大阪で仕事だったんですが、ちょうどアヒルが復活しているということで見てきました。

あと知らなかったんですが、光のルネッサンス?ってのをやってたみたいです。

価値を生む工程と生まない工程

この前からなんどかお話しする機会があった内容をまとめておきます。

僕は、システム開発のプロジェクトにおいては価値を生む工程とそうでない工程があると思っています。

たいていのシステム開発プロジェクトはものすごく雑に整理すると、下記のような感じで進んでいくと思います。

この流れを前提とすると、注意しないといけないことがいくつかあります。

ひとつは、システムに詳しくないユーザに対して「分かりやすい価値」が提供できるのは、図の左側、デザイン・ユーザインターフェイス設計に関する部分であって、システムの動作に関する部分というのは中々わかってもらいにくいということです。もちろんその部分は極めて重要で、多くの価値を生む工程です。ただ、素人には分かり難い。ビジネスの上では価値を生んでもその価値をお客さんに伝えることができなければ、価値が無いのと一緒です。そしてそれ(価値を伝えること)は極めて困難なことであるため、往々にしてこの工程は減点法でしか評価されない(仕様書を満たしているのが当然であって、加点の評価は得難い)ことになります。

 

もうひとつは、「組込」のところでは何の価値も生まれていない、ということです。動作がしっかりしていて、デザインもすぐれているなら、その実現にかかるコストは少なければ少ないほどいい。(もちろんどんなに企画やアイデアがすぐれていても実装無しには意味が無いですから、価値が生まれていないというのは語弊があるかもしれませんが、価値を生むためのコストと考えれば、それが小さいに越したことがない、ということはお分かりいただけると思います)。

なので、下記のワークフロー、ちょっと分かり難いですがデザイン・UIをまず作り、そこに随時システムを組込み、確認を行う、それを繰り返すという流れの方が適切なのではないかと思い、自分たちでは実現・実行しています。

 

以前WebSiteExpert誌に寄稿させていただいたとおり、SOY CMSを開発したそもそものきっかけはこのワークフローの改善をどう行うか、というところにあります。

SOY Shopベータ版リリースと今後の展開

先週末、やっとこさSOY Shopのベータ版をリリースすることができました。

http://app.soycms.net/list/app/SOY%20Shop

作っているうちに色々仕様上の問題点がわかってきて、そのたびに構成を変えるという事を半年以上。。。

現時点ではSOY CMSとはちょっとだけ毛色が違う構造になっているように見えますが、デザインの自由度と構成の柔軟さはそのままです。

今思いっきりテストを進めているところで、今週中にもまたバージョンアップを行おうと考えています。

 

あと少し話が変わりますが今後はSOY CMSならびに関連システムの普及を目指す他にも、「使いやすさを最優先したユーザインターフェイス中心設計」の考え方・技術を活かせられるようなCMS以外の何かも作っていきたいです。

デジカメ難しい

この夏やっとこさデジイチ買って以来、また良く写真撮るようになったのだけど、デジカメ難しいなあ。

たくさんとって後で選べるってのはいいのだけど、ラチチュードがめちゃくちゃ狭いから明暗のはっきりした被写体を自然に撮るのがとても大変。

電光の看板とか撮っても、一番明るいところだけ写って角の暗いところが真っ暗になったりする。そこでも十分明るいはずなのに。

将来的にはそういう問題解決する素子とかできるんだろうか。今すぐ実現するなら杆体と錐体みたいに二重化するとかかなあ。

芋、今のところ防衛成功中

芋をネズミから守るための仕掛け、順調に機能しているようでここのところ全く被害が出ていません。

何をやったかというと、鍋をひっくり返しておいた上にダンボールをおいただけなんですけど。

簡易ネズミ返し。しかしネズミ返しとはよく言ったものです。先人の知恵は侮れません。

なぜRuby on Railsを使わないのかって聞かれた

先日飲み会でRuby on Railsとか使わないの?って聞かれた。

今まで同じことを何度か聞かれたので、簡単ですが答えをまとめておきます。

・そもそもOSSとしてソースコードを配布するというスタイルではRubyは普及の点から厳しい。

というのがひとつの理由。もうひとつは、

・RoRとSOY2(SOY CMSのベースとなっているフレームワーク)では根本的に設計思想が違う。やりたいことが違う。

からです。具体的にいうと、SOY2で一番重視しているのはユーザインターフェイス(画面)ドリブンな開発フローの実現、つまりまず第一に画面があって、動作はそれに付随するものとして開発を行う、という進め方をすることです。

なぜそれが必要かというと、ユーザにとって一番大事なのってシステムの動作じゃなくてUIだから。システムの動作は、仕様を満たしているのが当たり前でそれ以上はどんなにがんばっても評価に結びつきません。でもUIは違う。だからUIをどれだけ優先できるか、実質的にはテンプレートHTMLをどれだけ柔軟に作れるか、作り直せるか、またUIの専門家にその部分を任せられるかがユーザにとってHappyなシステムを作る上では重要だと思っています。

二番目に重視しているのは、先述の「画面をどれだけ簡単に作り直せるか」ともつながるのですが、フレームワーク自体もどれだけ柔軟に組み替えられるか、です。これに関しては上手く説明するのが難しいのでまた日を改めたいのですが、プログラマーだけでなく、プログラマー以外のプロジェクトに関わるメンバー、特にデザイナー、UIエンジニアの力も最大限発揮できるようにすることが、SOY2フレームワークの目的です