アーカイブ[2009年7月]

オープンソースって儲かるの?

よく聞かれるので、このことについて書いておこうと思います。junnamaさんが書かれていることにもつながりますし。

 

まず一番大事なところから言うと、SOY CMS部門は昨年末からこちら月次では黒字です。なので会社が潰れることはまずありませんし、CMS事業から撤退する気も(少なくともPHP等の現在のプラットフォームが陳腐化するまで程度の期間には)全くありません。最悪の最悪、うちが撤退するとなっても、黒字が出ている以上事業部門の買い手はつくでしょう(つまり誰かが開発を引き継いでくれるはず)。

 

では何がお金になっているかというと、カスタマイズとサポートです。具体的内容としては、CMSの導入のコンサルティングから管理画面をがらっと入れ替えるカスタマイズ、果てはSOY CMSをベースにしたポータルサイトの開発案件までさまざまなんですが、全体を通していえるのは、ご依頼いただくときの時間単価は1万円~/時間と高めに設定させていただいているけれど、納品が早くできる分トータルの開発コストは一般的な相場に比べかなり抑えられるという、お客様と弊社双方にメリットがある形をとれている、ということです。

 

なので、継続性の点に関してはご安心してご利用ください。また、オープンソースはサポートが無い、ということについてですが、弊社では一番の売りはサポートだと思っています。

 

ほんと、junnamaさんがLP6で「売りはサポート」と仰ったときには、やられた~って思いました。僕も言っときゃよかった(ちなみに受注前にデモ環境用意したり、簡単な内容だったらCMS組込みを先に行ってしまったりなど、弊社でもよくさせていただいているのですが、これらは「高い時間単価」と「高速な開発」が両方あってこそ可能なことです)。

 

もちろん直接サポートさせていただくためには有償の契約を結んでいただく(もしくは案件実施のあかつきには結んでいただくお約束の)必要があるのですが、無償利用のみの方にもフォーラムはご用意しており、そちらの運用もきっちりさせていただいています。

 

http://www.soycms.org/

 

実際に現在、普段は無償利用いただいて、分からないことがあればフォーラムに投稿いただき、いよいよ困ったときだけ直接依頼を下さるという流れもできつつあります。

 

この流れがある限り、オープンソースライセンスに基づく利用に関しても常に「保険」がある状態とお考えいただけます。

 

さてやっとこさ表題に関してですが、オープンソースが儲かるかどうかといえば、上記のような仕組みを作れるかどうかに全てがかかっているんだと思います。うちもまだ完成というには程遠いものの、仕組みをつくるために必要な、具体的なファクターとしては

 

  • ある程度ユーザ数の見込める種類のものであること
  • 基盤的製品であり、それ単体でも動くけれど、その上に色々な機能を追加できるようなものであること
  • 製品として完結しすぎたものでないこと、わざと不完全にするのではなく、そもそも完全な形というのが想定し難い種類のものであること

 

といった点が挙げられるような気がしています。これらが十分条件かどうかは分かりませんが、必要条件なのは間違いありません。

 

またそのあたり、より深い理解が得られたらこのブログでも報告させていただけたらと思います。