なぜ不動産は金融不安の震源地になるのか
リーマンブラザーズの破綻で世間はゆれていますが、、、
金融機関の人はもっと金融・経済のこと勉強したほうがいいと思う。基本的なことがわかって無さすぎ。
サブプライムの問題の発端は当然不動産なんですが、日本のバブル景気もそうでした。
ではなぜ不動産がそういった震源地になりやすいか、という疑問が出てくるのですが、結論から言えばその原因は、不動産の所有は所有というより「永利用権の保持」というほうが正しいこと、汚染や災害といった利用価値の減滅や土地の埋め立てによる増加など例外的な場合を除き、供給量に変化が無いこと、全て特定物であること、の三つです。
現代では、こういった売買対象の特徴は全て無視され、どれだけのリターンが期待できるかというだけの基準で投機資金が流入・流出します。たとえば原油価格の高騰の一番の原因は、株価の低迷です。株式への投資ではリターンが期待できないからコモディティ(原油や穀物といった消費財)に流れる。一旦流れができたら、値上がり・値下がりがさらに大きくなり、益々流れが加速する。
それ自体はまだいいのですが、コモディティと不動産、株式、為替それぞれその性質は全く異なります(株式は事業内容次第でコモディティ的なものから不動産に順ずるものまで様々)。その上でさらに大事になるのが、どのような投資先であってもその資金が再生産に回されるかどうか、です。回されれば経済は潤いますが、回されなければ単なる価格上昇に終わり、市民生活の圧迫要因になります。
どんなものでも時空間を越えて一律の価値基準を提供するお金の仕組みはすばらしいものですが、皆投資の仕組みと質はもっと意識した方がいいのではないかと思います。でないと結局、自分自身が一番痛い目を見ることになります。





