この前からなんどかお話しする機会があった内容をまとめておきます。

僕は、システム開発のプロジェクトにおいては価値を生む工程とそうでない工程があると思っています。

たいていのシステム開発プロジェクトはものすごく雑に整理すると、下記のような感じで進んでいくと思います。

この流れを前提とすると、注意しないといけないことがいくつかあります。

ひとつは、システムに詳しくないユーザに対して「分かりやすい価値」が提供できるのは、図の左側、デザイン・ユーザインターフェイス設計に関する部分であって、システムの動作に関する部分というのは中々わかってもらいにくいということです。もちろんその部分は極めて重要で、多くの価値を生む工程です。ただ、素人には分かり難い。ビジネスの上では価値を生んでもその価値をお客さんに伝えることができなければ、価値が無いのと一緒です。そしてそれ(価値を伝えること)は極めて困難なことであるため、往々にしてこの工程は減点法でしか評価されない(仕様書を満たしているのが当然であって、加点の評価は得難い)ことになります。

 

もうひとつは、「組込」のところでは何の価値も生まれていない、ということです。動作がしっかりしていて、デザインもすぐれているなら、その実現にかかるコストは少なければ少ないほどいい。(もちろんどんなに企画やアイデアがすぐれていても実装無しには意味が無いですから、価値が生まれていないというのは語弊があるかもしれませんが、価値を生むためのコストと考えれば、それが小さいに越したことがない、ということはお分かりいただけると思います)。

なので、下記のワークフロー、ちょっと分かり難いですがデザイン・UIをまず作り、そこに随時システムを組込み、確認を行う、それを繰り返すという流れの方が適切なのではないかと思い、自分たちでは実現・実行しています。

 

以前WebSiteExpert誌に寄稿させていただいたとおり、SOY CMSを開発したそもそものきっかけはこのワークフローの改善をどう行うか、というところにあります。

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