会社の収益体質を変えるという事
もう少しでSOYCMSの開発に着手して一年がたちます。
技術的なモチベーションとしては、効率のいい開発基盤を作る、またその基盤の実例としてCMSを作る、という流れがあったのですが、その他経営的な面でも当然意図がありました。
農場における研究事業は今のところ収益化の見込みが立っておらず(とはいえ今年は物販をしているので、そこまで赤字ではないのですが)、収益はもっぱらシステムの受託開発事業に頼っていました。
私はよく言われるように受託開発=会社の体質として良くない、とは思いません。建築業界がそうであるように、受託型のプロジェクトがなくなる事はないからです。ただ、厄介なのはそこでどう差別化を行っていくか、です。建築業界で差別化しやすい意匠等の担当に比べ差別化の難しい構造設計を担当する事務所がきびしい状況に追い込まれていたというのは、耐震偽装事件の報道で記憶に新しいところです。
システム開発の仕事を見てみた場合、制作をやっていると差別化の方法は色々あります。デザイン、SEO、各種のコンサルティング。そういった部分で特色を出していけたら、十分にやっていけるでしょう(というか、やっていける会社がないと世の中の人が困る)。
ただ、裏方の開発となると悩ましいところです。大規模なシステムはともかくとして、中小規模のシステムだと、「決められた仕様さえ満たしていれば」どんなシステムでもユーザには違いがわかりません。実際にはどのように設計・コーディングされているかによって保守性や拡張性に大きな差があるのですが、、、
それをわかってもらうための努力が必要なのはもちろんなのですが、ただ説明すれば済むというものでもありませんからね。
そう考えたときに、汎用CMSのようなカスタマイズ可能の製品があれば、問題のかなりの部分を解決してくれるんじゃないかと思ったんです。受託開発のコアとしても使えるし、開発力をわかっていただくいい機会にもなります。また、受託型が悪くないといっても、装置型、サービス型の事業も展開していきたいところです。そのときにもコアとなるシステムがあると色々便利です。
今のところご縁にも恵まれて会社の体質転換は順調です。



