ユーザーにとってはUIがすべて
TB元
http://builder.japan.zdnet.com/news/story/0,3800079086,20381259,00.htm
「デザインを意識せず、自然に使えている状態が良い」、ちょうどこの前話したアフォーダンスの議論ですな。
噛み砕くと、そのユーザの過去の経験や動物的直感に照らし合わせて不自然ではない、迷いの無いような設計にしなければならないということなんですが、実際に行うのはなかなか難しいところです。
この記事では、じゃあそれを実現するにはどうしたらいいの?というお話が出ています。
結論をまとめると、「デザインに一貫性を持たせること」「機能を絞り込むこと」の二点に集約されます。
デザインに一貫性を持たせるというのは、操作しているユーザの「こうしたいときには多分こうしたらいいんだるうな」という期待を裏切らないと言い換えることもできると思います。ユーザを教育しない、というのもこの範疇に入れていいかもしれません。一貫性が無ければそのシステムの利用に習熟してもらうハードルが上がってしまいます。でもまあ、これはしっかりしていたら実現は可能でしょう。
次に、機能を絞り込むことですが、これが難しい。議論していると、「これができたらいい、あれもできたらいい」という話についなってしまいます。基本的には、ミニマムなものを仕様変更への柔軟性を確保しつつ作り、追加機能は「使いたければ使えるけど、使わない人の邪魔にならないように」追加するのがいいと思っていますが、これには結構高い設計スキルが要求されます。SOY CMSの設計でも心がけてはいるつもりですがどこまでできていることやら。。。
さて、じゃあそういう目標と基準がわかったところで、実際の開発の方法を検討しなければなりません。設計→実装というプロセスを考えたときに、記事にある「デザイン仕様の検討は少人数で」というのは面白い指摘だと思います。結局、UIは好みの問題も大きく、かつあまり好きでないデザインでも慣れたらどうにかなってしまう部分があります。なので、皆が気に入ることよりもしっかりと一貫したコンセプトを主張する方が価値があります。そのためには、少人数で仕様を確定するというのは確かに大事なことだと思います。
次に、「常に動く状態にしておきながら実装を進める」というのにも全く持って同意見です。ただ、またこれもどうやってそれを実現するか?という問題があります。
以前から何度かご説明している画面中心設計・開発の取組みはまさにそこから生まれました。動くものを、動かしながらUI変更するにはどうしたらいいか?その結論がSOY2HTML(SOY CMSの裏側で動いているテンプレートエンジン)です。
具体的な説明はさておきとして、結局、そこに手を入れようと思うとシステムの、コードレベルの設計も重要になってきてしまったんですね。そこも、開発者というユーザを意識した一種のUIなのかもしれません。
記事の内容の順番がイマイチだったので整理も兼ねて書いてみたんですが長くなってきたのでひとまず残りは後ほど。





